完成工事高、自己資本額および平均利益額
完成工事高(X1)
総合評定値(P)に占める割合25%
総合評定値を請求した建設許可業種ごとに、審査基準日の直前2年または3年の平均完成工事高が評価されます。(工事種類別年間平均完成工事高)
工事種類別年間平均完成工事高は2年か3年の有利な方を選択できます。しかし業種ごとに選択することはできないので、最も点数を上げたい業種に合わせて選択することになります。
算出方法
直前2年または3年の工事種類別平均完成工事高の額に応じた区分の算出式に当てはめて計算します。
- 配点2,309点から397点
- P点換算で577点から99点
自己資本額および平均利益額(X2)
総合評定値(P)に占める割合15%
自己資本額評価点(X2では50%)
自己資本額とは、貸借対照表の負債純資産合計額から負債合計を引いた純資産合計のことです。
自己資本額は絶対額評価に変更されています。ですから単純に自己資本額が高いほど評価も高くなります。
審査基準日単独か直前2年平均の有利なほうを選択することができます。
算出方法
審査基準日または2年平均の自己資本額に応じた区分の算出式に当てはめて計算します。
自己資本額がマイナスになっている場合は0円とみなし評価されることになります。
- 配点2,114点から361点
- P点換算で159点から27点
平均利益額(X2では50%)
ここで用いる利益額とは、利払前税引前償却前利益です。
利払前税引前償却前利益=営業利益+減価償却費
この項目は、常に2年平均の利益額が評価の対象となります。
算出方法
常に直前2年平均を使用することになります。
平均利益額がマイナスの場合は0円とみなして評価されます。
2年平均の利益額に応じた区分の算出式に当てはめて計算します。
- 配点2,447点から547点
- P点換算で184点から41点